Rohde & Schwarz,測定周波数が3GHzながら80.9万円と安いスペクトラム・アナライザを発売
ドイツのRohde & Schwarz社は,スペクトラム・アナライザ「R&S FSCシリーズ」を発売した.価格が80.9万円から(税別)と安い.測定周波数が9kHz〜3GHzの「FSC3」と,同9kHz〜6GHzの「FSC6」の2機種を用意する.10MHz〜1GHzにおいて表示平均ノイズ・レベルが-161dBm(RBW=1Hz,プリアンプON)と低いことが特徴.
周波数分解能は1Hz,3次インターセプト・ポイントは+15dBm.レベル測定確度は10MHz〜3.6GHzで±1.0dB,SSB(Single Side Band)位相ノイズは10kHzオフセットで-95dBc以下である.外形寸法は233mm×158.1mm×350mm,重量は4.5kg,消費電力は12W.
同社では,価格が安いことから大学や生産ラインでの利用を,ノイズ・レベルが低いことから業務用無線機器や防衛関係の無線機器の開発における利用を,小型軽量であることから出張現場やサーバ・ラックでの利用を見込んでいる.
■価格
80.9万円から(税別)
■連絡先
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
TEL:03-5925-1287
(c)2010 CQ出版