Texas Instruments,携帯機器向けのCPUコアと開発環境を発表
米国Texas Instruments社は,携帯機器向けのCPUコア「OMAP 4」と開発環境「Blaze MDP」を発売する.同社のOMAPシリーズの第4世代にあたるOMAP 4を利用すると,バーチャル・タッチスクリーンと呼ぶジェスチャ主導のユーザ・インターフェースを容易に実現できる.また,マルチディスプレイやプロジェクタ機能,さらに3D画像に対応する.オブジェクト認識機能も搭載する.
Blaze MDPは,OMAP 4と主要な周辺機能を組み合わせた開発ボードである.二つのタッチ・ディスプレイやHDMI出力,プロジェクタ機能を備える.また,3個のカメラ・ユニットや加速度センサ,ディジタル・コンパス,気圧,温度センサなどのセンサ群を持つ.オーディオ入出力のほか,無線通信機能を持つ同社のWiLink7.0チップも搭載する.
OMAP4を搭載したチップはサンプル出荷中で,量産開始は2010年後半の予定である.また,Blaze MDPは2010年半ばに出荷を開始する予定.
■連絡先
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
(c)2010 CQ出版