Datalight,MLC NAND型フラッシュROMに対応したファイル・システム用ドライバ・ソフトウェアの国内出荷を開始
 米国Datalight社は,MLC(Multi-level Cell)NAND型フラッシュROMに対応したファイル・システム用ドライバ・ソフトウェア「FlashFX Tera」の国内出荷を開始した.MLC NAND型は1セルに2ビット以上を記録する方式.大容量化しやすく,製造コストも安いことから,SSD(Solid State Drive)などに採用されている.MLC NAND型のほか,SLC(Single-level Cell)NOR型,MLC NOR型,SLC NAND型などのフラッシュROMにも対応する.

 本ドライバ・ソフトウェアは,MLC NAND型フラッシュROMに対応した不良ブロックの管理機能や4ビット・エラー訂正の機能を備えている.ITRON,Windows CE,Windows Mobile,VxWorksなどのOSと組み合わせて利用する.

 同社はこれまで,「FlashFX Pro」というファイル・システム用ドライバ・ソフトウェアを出荷してきたが,このドライバ・ソフトウェアはMLC NAND型フラッシュROMには対応していなかった.今回のFlashFX TeraはFlashFX Proと同じように電源断やシステム・クラッシュが生じたときにユーザ・データを保護する機能,およびフラッシュROMの寿命を伸ばすためのWear Leveling,Compactionといった機能を備えている.

 本ドライバ・ソフトウェアの国内販売は,エーアイコーポレーションが担当する.

■価格
180万円(試作開発用ライセンス),360万円から(量産用ライセンス)

■連絡先
株式会社エーアイコーポレーション
TEL:03-3493-7981
E-mail:sales@aicp.co.jp

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