ティアンドデイ,赤外線データ通信機能を搭載したデータ・ロガーを発売
 ティアンドデイは,赤外線データ通信機能を搭載したデータ・ロガー「TR-71Ui」,「TR-72Ui」を発売する.サーバ・ルームや各種製造ライン,病院,美術館,ワインや食品などの定温倉庫の温度・湿度管理に利用できる.

 TR-71Uiは2チャネル分の温度を記録できる.1個の温度センサを内蔵し,これとは別に外付け用の温度センサが1個付属する.内蔵センサの測定温度範囲は-10℃〜+60℃,付属の外付けセンサは-40℃〜+110℃.また,オプションとして-60℃〜+155℃の測定範囲を持つ温度センサを用意する.-20℃〜+80℃のときの平均測定誤差は±0.3℃,-40℃〜+20℃または+80℃〜+110℃のときは±0.5℃.

 TR-72Uiは,温度と湿度の両方を記録できる.1個の温度センサを内蔵し,さらに外付け用の湿度センサが1個付属する.測定温度範囲は0℃〜+50℃,測定湿度範囲は10%〜95%RH.測定誤差は平均±0.3℃および±5%RHである(25℃,50%RH時).

 本データ・ロガーで測定したデータは赤外線を使用して,携帯電話のSDカードに転送できる.携帯電話には赤外線通信機能専用のアプリケーション(無料)をダウンロードする必要がある.そのほかのインターフェースとして,USBとシリアル(RS-232-C)を持つ.記録間隔は1秒から60分までの15通りから選択可能.8,000データを2チャネル分保存できる.単3アルカリ乾電池1本で約1年使用可能(赤外線通信有効時は約8カ月).外形寸法は55mm×78mm×18mm,重量は約62g.2009年6月23日に出荷を開始する予定.

■価格
26,040円(TR-71Ui)29,800円(TR-72Ui)

■連絡先
株式会社ティアンドデイ
TEL:0263-40-0131

(c)2009 CQ出版