エプソン,1チップでSTN液晶,タッチ・パネル,音声を制御できる16ビット・マイクロコントローラを発売
 セイコーエプソンは,1チップでSTN液晶,タッチ・パネル,音声を制御できる16ビット・マイクロコントローラ「S1C17803」を発売した.家電機器や産業用機器などの操作パネルのユーザ・インターフェースを実現するマイコンとして利用できる.

 同社の16ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)CPUコア「S1C17」を搭載する.128KバイトのフラッシュROMと16KバイトのRAM,16バイトのBBRAM(Battery Backup RAM)を内蔵する.また,4チャネルのDMA(Direct Memory Access)コントローラとLCDコントローラ,4チャネルのA-Dコンバータを持つ.LCDコントローラは,モノクロのSTN(Super Twisted Nematic)液晶パネルに対応する.内蔵RAMのみの場合はQVGA(320ピクセル×240ピクセルの2階調)の,外部にSRAMを追加した場合はVGA(640ピクセル×480ピクセルの2階調),QVGA(16階調)のパネルに表示できる.また,オーディオ専用D-AコンバータとI2Sインターフェースを備えており,16ビットのステレオ音声を再生できる.

 パッケージは,TQFP(0.4mmピッチ)およびQFP(0.5mmピッチ)の2種類を用意する.2009年3月末にサンプル出荷を開始した.また,2009年8月から量産出荷を開始する予定.

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