横河ディジタルコンピュータ,Windows Embedded CE 6.0の開発キットを発売
 横河ディジタルコンピュータは,アットマークテクノ製の開発ボード「Armadillo-500 FX 液晶モデル」をベースにした,Windows Embedded CE 6.0開発キット「WA5501FX-D00Z-60」を発売した.POS端末や受け付け用端末などのポータブル機器,コンビニエンス・ストアの情報端末,ディジタル複合機,携帯型の産業機器,ホーム・オートメーション機器の試作機などの開発に利用できる.

 本開発キットには,Armadillo-500 FX 液晶モデルのほか,Windows Embedded CE 6.0評価版と専用BSP(Board Support Package)が付属する.Armadillo-500 FX 液晶モデルには,米国Freescale Semiconductor社製のi.MX31プロセッサ(ARM1136JF-Sコアを内蔵)を搭載する.外部インターフェースとして,USBやSDカード,microSDカード,オーディオなどを持つ.専用BSPは、ブート・ローダとカーネル(OAL),デバイス・ドライバが含まれる.デバイス・ドライバは,Basic版「WA5501FX-D00Z-60-Basic」とProfessional版「WA5501FX-D00Z-60-Professional」の2種類を用意する.Basic版はバイナリ・コード(ただしディスプレイ・ドライバ,LEDドライバ,OALの一部はソース・コード)で,Professional版はすべてソース・コードで提供する.Windows Embedded CE 6.0 評価版には,Windows Embedded CE 6.0 Platform Builder Plug-in for Visual Studio 2005とMicrosoft Visual Studio 2005 Professional Editionが付属する.

 ユーザ・サポートとして,デベロッパーズ・サポート・パッケージ(有償)相当の技術サポートを,1カ月間受けられるという.

■価格
400,000円から

■連絡先
横河ディジタルコンピュータ株式会社
TEL:042-333-6222
E-mail:info-wep@yokogawa-digital.com

(c)2009 CQ出版