NECエレクトロニクス,待機時の動作電流を削減したフラッシュROM内蔵の8ビット・マイコンを発売
 NECエレクトロニクスは,フラッシュROM内蔵の8ビット・マイコン「78K0/KB2-L(μPD78F057x)」6品種と,「78K0/KC2-L(μPD78F058x)」12品種の合わせて18品種を発売した.電池駆動による小型システムの制御や、待機電力を削減するための電源管理制御およびキー入力制御などに利用できるという.

 78K0/KB2-Lは30本,78K0/KC2-Lは44本または48本の外部端子を持つ.8Kバイト〜32KバイトのフラッシュROMと,512バイト〜1kバイトのRAMを内蔵する.A/Dコンバータに接続されたOPアンプを2個搭載する.A/Dコンバータの動作電圧は1.8V〜2.3Vに対応する.また,内部動作電圧の低電圧化や,低消費電力回路の最適化,待機時に使用する内蔵発振器の周波数を240kHzから30kHzへの変更により,待機状態の動作電流を3.5μA(従来品78K0/KB2,78K0/KC2使用時)から,0.7μAに削減した.

 端子配置や周辺機能は,従来品(78K0/KB2,78K0/KC2)と互換性を持つ.電源電圧は1.8V〜5.5V.動作周囲温度は-40℃〜+85℃.

 2009年4月から量産を開始する予定.

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