Altera,40nmプロセスで製造するFPGAとストラクチャードASICを発売
 米国Altera社は,40nmプロセスで製造するFPGA「Stratix IV」とストラクチャードASIC「HardCopy IV」を発売する.本FPGAファミリには,多くのメモリやDSPを持つ「Enhanced」と高速トランシーバ回路を備えた「GX」の二つのサブファミリがある.本FPGA用の設計データによって発注できるストラクチャードASICにも同じように,「Enhanced」と「GX」の二つのサブファミリを用意する.高速トランシーバ回路の搭載は,HardCopyファミリでは初めてである.

 「GX」は,伝送速度が最大8.5Gbpsのトランシーバ回路と最大3.2Gbpsのトランシーバ回路を搭載する.また,最大4個のPCI Expressブロックをハード・マクロで搭載する.本ブロックでは,Gen1およびGen2,8レーン(x8)までのプロトコル処理を行うことが可能である.

 電源電圧は,コア部が0.9V,I/O部が1.2V〜3.0V.I/O電圧が3.0Vの場合,3.3VのLVTTL/LVCMOSとインターフェース可能である.

 同社は同時に,Stratix IVに対応するFPGA開発環境「Quartus II 開発ソフトウェアv8.0」も発売する.v7.2と比べて,コンパイル時間を平均で22%,最大で50%短縮したという.また,インクリメンタル・コンパイル機能を利用する際に,パーティションを効率良く作成するためのグラフィカル・ツール「デザイン・パーティション・プランナ」を追加した.リソースの使用状況やパーティション間のタイミング情報を得ることができる.

 Quartus II 開発ソフトウェア v8.0は,2008年6月3日よりダウンロードが可能となる.本FPGAファミリのES (エンジニアリング・サンプル)は,2008年第4四半期に出荷を開始する.

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