ルネサス テクノロジ,UHF帯RFIDのリーダ/ライタ用ベースバンド信号処理ICを発売
 ルネサス テクノロジは,UHF帯RFID(Radio Frequency Identification)のリーダ/ライタ用ベースバンド信号処理IC「RKT181NP」を発売する.RFIDの国際標準規格であるISO/IEC18000-6 TypeCに準拠し,セキュア電子タグプロジェクトが開発した「セキュアRFIDプロトコル」を搭載する.セキュア電子タグプロジェクトは,経済産業省の研究開発委託事業「UHF帯電子タグの技術開発事業」(2006年8月〜2007年3月)の通称で,日立製作所が中心となって,協力企業の5社と共同で進められた.

 リーダ/ライタからRFIDへ(下り)の伝送速度は40kbps〜160kbps,RFIDからリーダ/ライタへ(上り)の伝送速度は40kbps〜256kbps.受信信号の符号化方式はFM0とMillerに対応する.基準周波数は19.2MHz.外形寸法が9mm×9mmの64ピンQFN(quad flat non-lead package)に封止する.また,コマンド単発発行機能やRFID 認識までのコマンド連続発行機能,RFIDデータ読み出し/書き込みまでのコマンド連続発行機能,キャリア・センス機能を備える.ホスト・プロセッサとのインターフェースとして,パラレル・インターフェース,SPI(Serial Peripheral Interface),UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)に対応する.

 2008年4月からサンプル出荷を開始する.

■価格
1,500円(サンプル価格)

■連絡先
株式会社ルネサス テクノロジ
TEL:03-5201-5021

(c)2008 CQ出版