三洋半導体,複写機やレーザ・プリンタ向けのステッピング・モータ駆動用ハイブリッドICを発売
 三洋半導体は,ステッピング・モータ駆動用ハイブリッドIC「STK672-432Aシリーズ」と「STK672-632Aシリーズ」を発売した.複写機やレーザ・プリンタなどのオフィス用機器のモータ駆動に利用される.

 両シリーズとも,温度検知回路や過電流検知回路,減電圧(5V系電源)検出回路といった保護回路を内蔵している.また,ユニポーラ型定電流チョッパ方式の2相ステッピング・モータ・ドライバを構成する素子を内蔵しており,電流設定用の外付け部品(抵抗2本)で同方式の2相ステッピング・モータ駆動回路を構成できる.

 1/1〜1/16のステップ分解能でモータ駆動を制御できる.モータ電圧は10V〜42V,ロジック電圧は5V±5%.電流は2Aまたは3A.電流検出抵抗を備える.外形寸法は14.4mm×24.2mm×4.5mm.

 STK672-432Aシリーズは,2相励磁(1/1ステップ)〜4W1-2相(1/16ステップ)のシーケンシャル回路を内蔵する.STK672-632Aシリーズは2相励磁(1/1ステップ),1-2相励磁(1/2ステップ)のシーケンシャル回路を内蔵する.

 サンプル出荷は2008年4月より,量産出荷は2008年第3四半期より開始する予定.

■価格
300〜500円(サンプル価格)

■連絡先
三洋半導体株式会社
TEL:0276-61-8506

(c)2008 CQ出版