Symtavision,車載ネットワーク向けのタスク解析ツールの国内出荷を開始
 ドイツSymtavision社は,車載ネットワークにおけるタスク・スケジューリングの検証やネットワーク・バスのデータ・スケジューリングの検証を行うツール「SymTA/S」の日本国内における出荷を開始した.

 現状の車載ネットワーク開発においては,「ECUが一時的に過負荷になる」,「スケジュールされないタスクが出てくる」,「デッドラインに間に合わない処理が発生する」,「ネットワークが一時的に過負荷になる」などの問題が発生する.SymTA/Sは,ECUやOS(OSEK,AUTOSAR OS),ネットワーク(CAN,FlaxRay,AUTOSAR COM)をモデリングし,シミュレーションすることで,ECUの負荷やネットワークの伝送遅延を解析する.モデリングの要素として,タスクの起動種類(周期起動か,イベント起動か),タスクの最大・最小実行時間,タスク優先度などを細かく設定できる.解析結果として,タスク応答時間やデッドライン,ジッタなどの情報が得られる.また,解析結果が得られるだけでなく,タスクの優先度やアプリケーションの順序をどのようにすればネットワーク負荷を改善できるかを示す.

 国内での販売や保守は,アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)が担当する.

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