ソフィアシステムズ,Windows CE 6.0とLinuxに対応したPHS携帯電話開発用の評価ボードを発売
 ソフィアシステムズは,PHS携帯電話開発用の評価ボード「Sandgate3-P」を発売した.OSはWindows CE 6.0とLinuxに対応する.ウィルコムのPHSモジュール「W-SIM」を利用して通信・通話機器を実現している.

 本評価ボードは携帯情報端末やIP電話のシステム検討,ソフトウェアの開発・評価などに利用できる.OSやBSP(Board Support Package),搭載部品のドライバ・ソフトウェアなどを用意する.本評価ボードを利用すると,最終的なハードウェアができ上がる前に,ソフトウェアの先行開発を行える.

 624MHzで動作する米国Marvell Semiconductor社のマイクロプロセッサ「PXA310」,256Mバイトのフラッシュ・メモリ,128MバイトのDDR SDRAMを搭載する.また,130万画素のCMOSカメラ・モジュールや2.2インチ型の液晶ディスプレイなどを備えている.

 電源として,3.7VのLiイオン2次電池を搭載する.また,外部インターフェースとして,USBポートやmicroSDカード・スロットを備えている.ワイヤレス通信はIEEE802.11b/gとIrDAに対応する.外観は携帯電話の形をしている.外形寸法は145mm×48mm×22mm.

■価格
60万円

■連絡先
株式会社ソフィアシステムズ
TEL:044-989-7245
E-mail:market@sophia-systems.co.jp

(c)2007 CQ出版