National Instruments,マルチコア・プロセッサに対応したソフトウェア開発環境LabVIEW 8.5を発売
 米国National Instruments社は,グラフィカル表現によるプログラミング開発環境の新版「LabView 8.5」を発売した.今回のバージョンから,LabVIEWにマルチコア・プロセッサ対応機能を追加した.

 LabVIEWでは,GUIによる設計画面においてモジュール同士を線でつなぐことにより,プログラムを作成できる.例えば,データ入力モジュールと計算処理モジュール,画面表示モジュールをつなぐことにより,所望の機能を実現する.このとき,それぞれのモジュールをスレッドに割り当てることにより,マルチスレッドでの動作が可能となる.マルチスレッド構成のプログラムを,そのままマルチコア・プロセッサの各プロセッサ・コアに割り当てることができる.

 また,タスクとCPUコアの割り当てを制御できる.例えば時間制約の厳しいタスクを,処理負荷の軽いCPUコアに割り当てるようなことも可能となった.

 対応OS(実行環境)は,VxWorksやLinux,eCos,QNX,Windows.

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