旭化成エレクトロニクス,1W/1チャネルのステレオ・スピーカ・アンプを内蔵するオーディオCODEC LSIを発売
 旭化成エレクトロニクスは,ステレオ・スピーカ・アンプを内蔵するオーディオCODEC LSI「AK4648」を発売した.出力はモノラル・モードで1.6W,ステレオ・モードで1W/1チャネル.音楽再生機能を備える携帯電話やスマートホン,携帯型の音楽プレーヤやメディア・プレーヤなどに利用できる.

 自動録音・再生レベル調整(ALC)回路や,差動入力に対応するマイク・アンプ,ステレオ・ヘッドホン・アンプ,ヘッドホン出力用アナログ・ボリューム,音量調整用のディジタル・アッテネータ,風きり音フィルタ,ステレオ感強調回路,5バンド・イコライザ,I2Cバスに対応したCPUインターフェースなどを内蔵する.各回路ブロックへの電源供給を制御することで,低消費電力化を実現している.

 サンプリング周波数は7.35kHz〜48kHzに対応する.動作電圧は,CODEC部が2.6V〜3.6V,アンプ部が2.6V〜5.0V,ディジタル・インターフェース部が1.6V〜3.6V.ヘッドホン・アンプのインターフェースは,シングルエンド出力と疑似差動出力の両方に対応可能.

 3.7mm×3.8mm,0.5mmピッチの47ピンCSP(chip scale package)に封止する.

■価格
556円(サンプル価格)

■連絡先
旭化成エレクトロニクス株式会社
TEL:03-5908-2702

(c)2007 CQ出版