松下電工,RS-485/232-CのデータをEthernetに変換する信号変換器を発売
 松下電工は,RS-485やRS-232-Cといったシリアル通信のデータをEthernetに変換する信号変換器「KS1信号変換器」を発売した.例えば,RS-485やRS-232-Cのインターフェースを備える計測器で測定したデータをLANへ転送し,パソコン上で処理する用途を想定している.温度や電力,生産数量などのデータの遠隔集中監視,および操作盤,警報機などに利用できる.

 各種コネクタはきょう体の前面に配置した.シリアル通信の伝送速度は,2400bps,4800bps,9600bps,19200bps,38400bps,57600bps,115200bpsから選択できる.RS-485とRS-232-Cの信号切り替えは不要.Ethernetの通信速度は100Mbpsまたは10Mbps.

 定格電圧はDC(直流)24V.許容瞬停電時間は10ms.大電流から保護するためのヒューズを内蔵する.使用周囲温度は0℃〜55℃,耐久振動は10Hz〜55Hz.外形寸法は25.0mm×60.0mm×90.0mm,重量は約80g.DIN(Deutsches Institut fur Normung;ドイツ規格協会)が規格を定めているDINレールに取り付けて使用できる.

 IPアドレス設定ツール(Configrator WD Ver.1.2)を用意する.本ツールは,同社のホームページ(http://www.mew.co.jp/ac/)から無償でダウンロードできる.

■価格
28,000円

■連絡先
松下電工株式会社
TEL:06-6908-1131

(c)2007 CQ出版