エプソントヨコム,タイと中国に水晶振動子などを生産する工場を建設
 エプソントヨコムは,タイと中国に,携帯電話やデジタル・カメラなどに使用される数MHz〜数百MHz帯域の水晶振動子,および発振器を製造する工場を建設する.現在,タイはチェチェンサオ県で,中国は江蘇省 無錫市で同社の工場が稼動しているが,これらの工場を拡張・増設する.今回,建設する工場で生産するのは,主に外形寸法が2.5mm×2.0mm,2.0mm×1.6mmの部品である.

 水晶振動子および発振器の小型品(3.2mm×2.5mm以下)の市場について,2006年度の出荷数量が約14億個であったのに対して,2009年度には約34億個に伸びると同社ではみている.同社の水晶振動子や発振器の事業は好調で,2009年度に約1/3のシェアを獲得することを目指している.

 タイの新工場は2007年12月より,中国は2008年5月より稼動を開始する.なお,同社はマレーシアにも工場を持っている.

■連絡先
エプソントヨコム株式会社
TEL:042-581-1707

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