Altera,PCI ExpressやギガビットEthernetなどに対応したトランシーバを備えたFPGAを発売
 米国Altera社は,最大2.5Gbpsのトランシーバを備えたFPGA「Arria GXファミリ」5品種を発売した.トランシーバは,PCI Express(×1,×4)やギガビットEthernet,Serial RapidIO(×1,×4)の送受信に使える.本FPGAは,産業機器や医療機器,通信機器のバス・ブリッジのほか,CPUやDSPのコプロセッサとしても利用できるという.

 本FPGAの等価LE数は21,580〜90,220.最大12個のトランシーバと最大4.5Mビットのメモリを内蔵する.また,DDR/DDR2メモリのインターフェースを備える.動画像処理,信号処理,エラー訂正,プロトコル処理,メモリ・インターフェースなどの各種IP(intellectual property)を用意する.本FPGAの開発には,同社の開発ツール「Quartus II ソフトウェア v7.1」を用いる.

 2007年8月からPCI Expressアプリケーション向けの開発キットを提供する予定.サブボードを接続することで,ギガビットEthernetとSerial RapidIOの評価も行えるという.

 本FPGAは,同社のFPGA「Stratix II」のアーキテクチャを基に開発した.シグナル・インテグリティに配慮して,ワイヤ・ボンディングを使用しないフリップ・チップ実装を採用した.90nmプロセスを用いて製造する.

■価格
50ドル(EP1AGX50CF484C6,25,000個購入時の単価)

■連絡先
日本アルテラ株式会社
TEL:03-3340-9480
E-mail:japan@altera.com

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