Texas Instruments,PCIインターフェースを備える,処理性能が4,800MMACの画像処理用DSPを発売
 米国Texas Instruments社は,処理性能が従来品の1.6〜2倍に当たる4,800MMAC(600MHz動作時)のDSP(ディジタル信号処理プロセッサ)「TMS320C6424」と「TMS320C6421」を発売した.「TMS320C6424」の内蔵RAM容量は240Kバイトで,PCIインターフェースを備える.「TMS320C6421」の内蔵RAM容量は96Kバイト.プリンタやコピー機,監視カメラ,検査装置,医療機器などの画像処理を伴う機器のほか,通信機器,マルチメディア機器にも利用できる.

 本DSPは,動作周波数が400MHz,500MHz,600MHzの3品種を用意する.外部インターフェースとして,EthernetやUART2,I2C,汎用I/O,PWM(pulse width modulation)などを備える.また,64ビット・タイマを二つ内蔵する.C6000シリーズ(TMS320C6xxx)のすべてのDSPとソフトウェア互換性を持つ.

 併せて,本DSPの評価ボード「TMDXEVM6424」を発売した.同社のDSPの統合開発環境「Code Composer Studio v3.3」やリアルタイム・カーネルのDSP/BIOS,オーディオCODEC用ライブラリ,フランスVirtualLogix社のuCLinuxなどが付属する.また,日本法人の日本テキサス・インスツルメンツは,2007年5月よりC6000シリーズ向けのセミナを開催する予定.

■価格
15.95ドル(TMS320C6424,400MHz対応)
19.95ドル(TMS320C6424,500MHz対応)
24.95ドル(TMS320C6424,600MHz対応)
8.95ドル(TMS320C6421,400MHz対応)
11.95ドル(TMS320C6421,500MHz対応)
16.95ドル(TMS320C6421,600MHz対応)
(TMS320C642xはいずれも1万個購入時の単価)
73,290円(TMDXEVM6424)

■連絡先
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社

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