アイチップス・テクノロジー,2画面表示に対応した解像度変換LSIを発売
 アイチップス・テクノロジーは,2画面表示に対応した解像度変換LSI「IP00C731(SCS7)」のサンプル出荷を開始した.ディジタル画像の拡大・縮小や台形補正,フレーム速度変換,ビットマップOSD(on-screen display),エッジ強調,輝度補正,コントラスト補正,ガンマ補正,色管理などの機能を備える.外付けのフレーム・メモリと組み合わせて利用する.

 入出力画像の解像度は最大SXGA(1280ピクセル×1024ピクセル).入出力信号のクロック周波数は108MHz.入力信号のフォーマットはYUV 4:2:2,20ビットまたはYUV 4:4:4,30ビット.出力信号のフォーマットはRGB 30ビットまたはYUV 4:4;4,30ビット.2系統の画像入力に対し,独立して拡大・縮小を実行できる.

 CPUコアとして「ARM946E-S」を内蔵する.また,16Kバイトの命令キャッシュ,8Kバイトのデータ・キャッシュ,64KバイトのワークRAMを搭載する.また,周辺機能として,DMAC(2チャネル),UART(2チャネル),I2Cインターフェース,タイマ(4チャネル),クロック制御,割り込み制御,汎用ポート制御,8ビットA-Dコンバータ(8チャネル),8ビットD-Aコンバータ(4チャネル)を備える.

 電源電圧は,3.3V,2.5V,1.2V.544ピン・プラスチックBGAに封止する.2007年4月から量産出荷を開始する予定.

■価格
下記に問い合わせ

■連絡先
アイチップス・テクノロジー株式会社
TEL:06-6492-7277

(c)2007 CQ出版