フリースケール,68K/ColdFireアプリケーション・プログラム・コンテストを開催
 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは,68K/ColdFireを搭載した開発キットによるアプリケーション・プログラミング・コンテストを開催する.本コンテストの協賛として丸文とプロファイアが,後援として九十九電機が参加する.応募期間は2006年12月5日〜2007年2月13日.

 コンテストに使用する開発ボードは,CPUとしてColdFire MCF5475(266MHz)を搭載するM5475EVB.Mini-ITX規格のボードで,64MバイトDDR-SDRAM,16Mバイトのフラッシュ・メモリ,グラフィックス・コントローラ,USBホスト・コントローラ,Ethernetコントローラ,シリアル・ポートなどを搭載している.MCF5475はMMU(Memory Management Unit)を内蔵する.同ボード上ではすでにLinuxが動作している.

 本コンテストでは,M5475EVBを使用して作成したソフトウェアを募集する.最優秀賞の賞品は10万円の商品券と記念盾.コンテスト応募者にはM5475EVBを3万円(特別価格)で販売するほか,参加賞としてコンテスト作品提出者全員にツクモEXカード20000ポイント(2万円分の買い物が可能)が進呈される.コンテスト応募者数は40名まで.また,今回のコンテストの成果を元に,M5475EVBの廉価版を2007年春に発売する予定もあるという.

 ColdFireは680x0をRISC化したアーキテクチャをもち,680x0向けのソフトウェア開発者が移行しやすいという特徴を持つ.そのため,フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン代表取締役社長の高橋恒雄氏は,「以前680x0を使っていた,腕に覚えのある技術者はぜひ参加してほしい」と語った.

 応募要項などの詳細は,同社の68K/ColdFireアプリケーション・プログラム・コンテストのサイトに記載されている.

■連絡先
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社
TEL:0120-191014

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