ディジ インターナショナル,組み込みLinuxを搭載したワイヤレス・システム開発用ARM9ボードを発売
 ディジ インターナショナルは,組み込みLinuxを搭載したワイヤレス・システム開発ボード「WA3000」を発売する.米国Digi International社のARM9プロセッサ「NetSilicon NS9750」と,サイレックス・テクノロジーの無線LAN(IEEE 802.11a/b/g)モジュール(SX-10WAG)を搭載する.アットマークテクノ,サイレックス・テクノロジーと共同開発した.サイレックス・テクノロジが無線LANモジュールを提供し,アットマークテクノが全体設計とLinuxの実装を担当した.

 本ARM9プロセッサのCPUコアはARM926EJ-S,動作クロック周波数は最大200MHz.ARM9プロセッサのほかに,64MバイトのSDRAMと8Mバイトのフラッシュ・メモリを搭載する.さらに,10BASE-T/100BASE-TX,最大115.2kbpsのシリアル・インターフェース(2チャネル),8ビット幅のGPIO(general purpose input/output),CompactFlash(TypeI/IIスロット,TrueIDEモード),USB 2.0(ホスト,フル・スピード・モード),LCD(液晶ディスプレイ)のインターフェースを備えている.加えて,カレンダ時計用LSI(セイコーインスツルメンツ製のS-35390A)や16ビットの独自仕様の拡張バスなども搭載する.基板の外形寸法は88mm×134mm.電源電圧は5V±5%.

 2007年1月から出荷を開始する.

■価格
49,500円

■連絡先
ディジ インターナショナル株式会社
TEL:03-5428-0261
株式会社アットマークテクノ
TEL:011-207-6550
サイレックス・テクノロジー株式会社
TEL:06-6730-3751

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