National Instruments,PowerPCプロセッサとVxWorksを搭載した制御・計測装置向けコントローラ・モジュールを発売
 米国National Instruments(NI)社は,同社のCompactRIO規格に準拠するコントローラ・モジュール「cRIO-9012」を発売した.CompactRIOとは,データ処理アルゴリズムをFPGAに実装して高速化する制御・計測装置である.米国Freescale Semiconductor社,米国Wind River社と共同で開発した.

 本モジュールは,Wind River社のリアルタイムOSであるVxWorksを搭載している.プロセッサとしては,Freescale社のMPC5200(動作クロック周波数は400MHz)を採用した.プログラム開発には,NI社の開発環境であるLabVIEWを利用できる.

 また,Wind River社は,LabVIEWに対応したデバッグ用APIを開発した.これにより,同社のWind River ICEやWind River Probeといっしょに使う診断ソフトウェアなどをLabVIEW上で作成できるようになった.また,デバッグ対象とのインターフェースやテスト・ルーチンの作成,フラッシュ・メモリの一括書き込み,診断プログラムの実行,製品に特化したデバッグ環境の構築なども,このAPIを使って行える.

■価格
192,000円

■連絡先
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
TEL:0120-527196
E-mail:salesjapan@ni.com
ウインドリバー株式会社
TEL:03-5778-6001
E-mail:press-jp@windriver.com

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