日立GST,既存機種の2.5倍以上の記録密度を実現したハード・ディスク装置を開発,2009年に製品化へ
 日立グローバルストレージテクノロジーズ(GST)は,既存のハード・ディスク装置(HDD)の2.5倍以上の記録密度を実現した,平方インチあたり345GビットのHDDを開発したという.製品化は2009年の予定.また,来年(2007年)の上半期には,この半分程度の記録密度を備えた1T(テラ)バイトの3.5インチ型HDDを出荷する予定である.

 同社によると,HDDは2006年9月14日で誕生から50年を迎えたという.世界最初のHDDは,米国IBM社製の「RAMAC(Random Access Method of Accounting and Control)」で,1956年9月13日に出荷が開始された.製造場所は米国カリフォルニア州San Jose.このHDDの記憶容量は5Mバイト.重量は1tを超え,現在の自動販売機ほどの大きさだったという.

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株式会社 日立グローバルストレージテクノロジーズ
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