Actel,携帯機器向け低消費電力フラッシュFPGAを発売
 米国Actel社は,携帯機器向けの低消費電力FPGA「IGLOO」と「IGLOOe」を発売した.プログラム素子はフラッシュ・メモリ.システム・ゲート数は3万〜300万.「ProASIC3ファミリ」と同じアーキテクチャを採る.IGLOOeは,内蔵するPLLやI/Oバンクの数などがIGLOOより多い.

 内部状態を保ちつつクロックを止め,I/Oを3ステートにする「Flash*Freezeモード」を利用したときの,3万ゲート品のスタティック消費電力は標準で5μWである.このほか,クロックを停止または低速にする「低電力アクティブ・モード」,I/Oピンの状態を保ちつつコア電源をしゃ断する「スリープ・モード」,完全に電源を遮断する「シャットダウン・モード」を備える.スリープ・モードとシャットダウン・モードでは,内部状態は保持されない.この場合は,外部シリアルEEPROMを使って内部状態を保持・回復する必要がある.

 電源電圧は,コア部が1.2Vまたは1.5V,I/O部が1.5V,1.8V,2.5V,3.3V(I/Oバンクごとに選択可能).低集積度の品種には,8mm×8mmの196ピンCSPを用意する.また,高集積度の品種については,ソフト・マクロのARM7TDMIコアを組み込んだものも用意する.0.13μmのCMOSプロセスで製造する.量産出荷の開始時期は2007年第1四半期.

■価格
1.5ドル(AGL030.25万個購入時の単価)

■連絡先
アクテルジャパン株式会社
TEL:03-3445-7671
E-mail:japan@actel.com

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