Cypress,ミックスト・シグナル版プログラマブル・デバイス向けの開発ツールにMEMS加速度センサ用など,60以上の入出力ブロックやインターフェースを追加
 米国Cypress Semiconductor社は,ミックスト・シグナル版プログラマブル・デバイス「PSoC(Programmable System-on-Chip)」の開発ツール「PSoC Express 2.1」の提供を開始した.同社のWebサイトから無償でダウンロードできる.今回のバージョンでは,半導体メーカや電子部品メーカなど,サード・パーティが提供する入出力ブロックや外部インターフェースのライブラリが追加された.例えば,米国Analog Devices社のMEMS加速度センサ「ADXL203(2軸)」やシャープの赤外線距離センサ「GP2D12」など,60種類以上の入出力ブロックなどを新しく用意した.また,今回のバージョンから入出力ピンの割り当てを変更できるようになった.

 ユーザは本開発ツールを用いて,入出力ブロックや外部インターフェースの設定,システムのシミュレーション,ターゲット・デバイス(PSoCの全品種から選択可能)に対応したソース・コードの生成などを行う.生成されるソース・コードはC言語.最適化が必要な場合は,同プログラマブル・デバイス用開発ツール「PSoC Designer」を用いる.

 バージョン2.1では外部インターフェースとしてI2Cにしか対応していないが,今後はSPIなどのライブラリも追加していくという.

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