Altera,6.375Gbpsのトランシーバ回路を内蔵したFPGAファミリを発売
 米国Altera社は,6.375Gbpsのトランシーバ回路を内蔵したFPGAファミリ「Stratix II GX」を発売した.Stratix IIファミリのアーキテクチャをベースに,高速シリアル・トランシーバを追加した.等価LE(ロジック・エレメント)数は33,880〜132,540,トランシーバ回路の数は4〜20個.回路ブロックの数が異なる8品種を用意する.

 高速シリアル・トランシーバは,PCI ExpressやギガビットEthernet,XAUI,Serial RapidIO,HD-SDIなどの規格に対応する.また,プロトコル処理のための回路をハード・マクロとして内蔵する.さらにStraix GXが備えるトランシーバ機能と比べて,プリエンファシス/イコライザの機能を強化した.トランシーバ内に高速用と低速用の2種類の送信専用PLLを搭載し,消費電力とジッタ性能の最適化を図った.6.375Gbps通信時の1チャネルあたりの消費電力は225mWという.電源電圧は1.2V.

 台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)の90nmプロセス技術を利用して製造する.2006年第1四半期に,90,960等価LE規模で12〜16個のトランシーバ回路を内蔵する「EP2SGX90」のサンプル出荷を開始する.

 設計ツールとして,Quartus IIバージョン5.1を利用できる.

■価格
49ドル(EP2SGX30CF780,2007年中ごろにおける25,000個購入時の単価)

■連絡先
日本アルテラ株式会社
TEL:03-3340-9480

(c)2005 CQ出版