Tektronix,データ収集速度が250MbpsのUTRANプロトコル・アナライザを発売
 米国Tektronix社は,データ収集速度が250Mbpsと高速なUTRANプロトコル・アナライザ「NSA18」を発売した.パソコンと本プロトコル・アナライザをEthernet(またはギガビットEthernet)を介して接続し,テスト・システムを構築する.2005年2月に同社が発表した無線ネットワーク・アナライザ「K15」は,UTRANだけでなくUMTSやW-CDMA,GPRS,GSM,CDMA2000など,複数のプロトコルの解析に対応していたが,データ収集速度は75Mbpsと低速だった.

 本アナライザは,STM-1/OC-3型プローブ用コネクタを備えており,1台当たり二つのリンク(ノードB)のテストを行える.三つ以上のリンクをテストする場合は,本アナライザを複数個デイジ・チェーン接続する.

 本アナライザに接続するパソコンに要求されるCPU性能は動作周波数が3GHz以上,メイン・メモリの容量は1Gバイト以上.OSはWindows XP.

 プロトコル解析用ソフトウェアには,K15と同じ「UTRANネットワーク/サービス・アナライザ(NSA)」を利用する.NSAは,テスト対象となるUTRANネットワーク・トポロジの自動検出やコード・トレース,セル間の干渉測定といった機能を備えている.

■価格
550万円から

■連絡先
日本テクトロニクス株式会社
TEL:03-6714-3010

(c)2005 CQ出版