Lattice,最大19,700個のLUTを搭載するフラッシュ・メモリ内蔵FPGAを発売
 米国Lattice Semiconductor社は,フラッシュ・メモリを内蔵するFPGAファミリ「LatticeXP」を発売した.3100 LUT(look-up table)から19,700 LUTを搭載する5品種を用意する.

 LatticeXPは,SRAMで構成される4入力LUTをベースとするアーキテクチャを採る.また,回路(コンフィグレーション)データを記録するフラッシュ・メモリを内蔵する.電源投入後,コンフィグレーションに要する時間は1ms以下である.

 PLL(phase-locked loop),9Kビットのメモリ・ブロックを内蔵する.全体の25%のLUTは,分散メモリとして使用できる.

 0.13μmプロセスで製造する.コア電圧は1.2V.コア用電源として,1.2Vを供給する低電圧版と,1.8/2.5/3.3Vを供給する通常電圧版の2種類が用意される.通常電圧版では,使用するI/O電圧と同じ電圧を供給できるため,システム・コストの低減を図ることができるという.

 10,200個のLUTを搭載する「LatticeXP10」をサンプル出荷中.2005年第2四半期中に全品種のサンプル出荷を開始する予定.

 設計ツールは,同社のPLD開発環境「ispLEVER 4.2SP1」を使用する.

■価格
15ドル以下(LatticeXP10,2006年における25万個購入時の単価)

■連絡先
ラティスセミコンダクター株式会社
TEL:03-3342-0701

(c)2005 CQ出版