アジレント,Javaでテスト・スクリプトを記述できる携帯電話向けユーザ・インターフェース自動検査装置を発売
 アジレント・テクノロジーは,携帯電話やディジタル家電,カー・ナビゲーション機器などのユーザ・インターフェースの動作を自動で検査する装置「Agilent GS-8900シリーズ 携帯電話および電子機器ソフトウェア自動検査システム」を発売する.従来のこうした検査装置ではテスト・スクリプト(検査の項目や手順)を独自の言語やコマンドを用いて定義することが多かった.一方,本検査装置ではJava言語を用いて記述したりデバッグできる.統合開発環境として,オープン・ソースのEclipseを採用している.

 本検査装置は,設計または出荷テストの段階で,電子機器のボタン押下などの入力に対して,正常な画面表示やプッシュ音出力などが行われるかどうかなどの検査に利用する.カメラやマイク,スピーカを内蔵しており,例えば,キー操作に対してテスト対象となる端末が正しく動作しているかどうかをカメラで取り込んだ画像データから解析したり,プッシュ音が正しいかどうかをマイクで取り込んだ音声データから判定する.ロボット・アームを用いてキー操作を自動化することも可能.

 出荷開始は,2005年2月1日からの予定.

■価格
約1,000万円(ソフトウェア,ロボット治具を含む)

■連絡先
アジレント・テクノロジー株式会社
TEL:0120-421-345

(c)2005 CQ出版