Actel,フラッシュFPGAの開発キットを発売
 米国Actel社は,フラッシュ・メモリ技術を利用したFPGA「ProASIC Plus」ファミリの開発キットを発売した.従来の開発キットより,規模の大きなFPGAを搭載した評価ボードを付属し,価格を据え置いた.

 本評価キットは,30万システム・ゲート規模(ASIC換算ゲート数は8万)のFPGA「APA300」を搭載した評価ボード,統合設計環境「Libero Gold」,ProASIC Plus用プログラミング・ツール「FlashPro Lite」,電源,ドキュメントなどで構成される.Libero Goldは,30万ゲート規模までのFPGAを開発可能なライセンスで,設計入力,論理合成(米国Synplicity社の「Synplify AE」),論理シミュレーション(米国Mentor Graphics社の「ModelSim AE」),配置配線などの機能を持つ.このほかに,米国First Silicon Solutions (FS2)社のFPGA向けデバッグ・ツール「Logic Navigator」の45日期間限定版が付属する.

 ProASIC Plusファミリは,フラッシュ・メモリ技術を利用した最大100万システム・ゲートのFPGAである.プログラム・データを格納するフラッシュ・メモリを内蔵しているので,SRAMベースのFPGAの場合と異なり,コンフィグレーション・メモリを外付けする必要がない.また,電源を投入した後,すぐに動作する.

■価格
下記に問い合わせ(米国価格は249ドル)

■連絡先
アクテルジャパン株式会社
TEL:03-3345-7671

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