Agilent,最大13GHzの周波数帯域に対応したリアルタイム・オシロスコープを発売
 米国Agilent Technologies社は,最大13GHzの周波数帯域に対応したリアルタイム・オシロスコープ「Agilent Infiniium DSO80000A MegaZoomオシロスコープシリーズ」を発売する.PCI ExpressやSerial ATA II,UWB(Ultra Wideband)など,高速インターフェース規格を採用した装置のテストなどに用いられる.

 アナログ帯域が最大12GHzの「DSO81304A」と「DSO81204A」,および最大10GHzの「DSO81004A」の3機種を用意する.DSO81304Aでは,FIR(finite impulse response)フィルタ処理を施すことで,測定周波数帯域を13GHzまで引き上げている.DSO81204Aについては,オプションとして提供されるソフトウェア「N5398A」をインストールすれば,13GHzの帯域に対応可能.

 本リアルタイム・オシロスコープのチャネル数は4.2チャネル使用時の1チャネル当たりのサンプリング速度は最大40Gサンプル/s,4チャネル使用時は最大20Gサンプル/s.2チャネル使用時のチャネルごとのデータ・レコード長は標準512Kポイント,4チャネル使用時は同256Kポイント.オプションで最大32Mポイントまで拡張できる.

 また,本リアルタイム・オシロスコープ専用プローブ「InfiniiMax II 1169A(周波数帯域最大12GHz)」と「InfiniiMax II 1168A(同10GHz)」も合わせて用意する.いずれも,シングルエンド信号と差動信号の両方に対応する.

 これらの製品の出荷開始時期は2005年2月.

■価格
1448.5万円(DSO81304A)
1359.8万円(DSO81204A)
1111.4万円(DSO81004A)
106.4万円(InfiniiMax II 1169A)
77.15万円(InfiniiMax II 1168A)

■連絡先
アジレント・テクノロジー株式会社
TEL:0120-421-345

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