IDT,PCI Express専用PLLを内蔵したデスクトップ・パソコン向けクロックICを発売
 米国IDT(Integrated Device Technology)社は,四つのPLL(phase-locked loop)を内蔵したクロックIC「CV115C」を発売した.本製品は,米国Intel社が2004年第2四半期に出荷を予定しているデスクトップ・パソコン向けチップセット「Intel 915シリーズ(開発コード・ネームはGrantsdale)」専用のクロックICである.

 内蔵する各PLLは,それぞれCPUクロック用,PCI Expressトランシーバ用,Serial ATAトランシーバ用,USBトランシーバ用である.CPUクロック用のPLLについては,モードを変更することで,出力周波数を最大100MHz,133MHz,166MHz,200MHz,266MHz,333MHz,400MHzに設定できる.PCI Expressトランシーバ用とSerila ATAトランシーバ用の出力周波数は最大100MHz,USBトランシーバ用の出力周波数は48MHzである.

 本クロックICの動作電圧は3.3V,動作周波数は14.31818MHz,消費電流は最大400mA.パッケージは,56ピンSSOP(shrink small outline package).

■価格
0.85ドル(1万個購入時の単価)

■連絡先
日本IDT株式会社
TEL:03-3221-6726

(c)2004 CQ出版