東芝,3.2GHzでデータ転送を行う512MビットXDR DRAMのサンプル出荷を開始
 東芝は,3.2GHzでデータ転送を行う512MビットXDR DRAM「TC59YM916AMG32A」,「TC59YM916AMG32B」,「TC59YM916AMG32C」のサンプル出荷を開始した.XDR DRAMは米国Rambus社が策定したDRAM技術で,以前はYellowstoneというコード・ネームで呼ばれていた.コントローラからメモリに送られる基準信号1クロックに対して八つのデータの入出力を行うODR(octal data rate)方式を採用している.同社は,ホーム・サーバなどのディジタル家電機器やグラフィックス・ボード,ネットワーク機器などへの応用を期待している.

 メモリ構成は4Mワード×8バンク×16ビット,最大データ転送速度は3.2Gbps.TC59YM916AMG32Aのサイクル時間は40ns,レイテンシは27ns.TC59YM916AMG32Bのサイクル時間は50ns,レイテンシは35ns.TC59YM916AMG32Cのサイクル時間は60ns,レイテンシは35ns.

 電源電圧は1.8V,入出力インターフェースはDRSL(Differential Rambus Signal Level)と呼ばれる0.2Vの小振幅差動信号方式.また,ボール配列が1.27mm×0.8mmピッチのBGAパッケージを採用した.

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