エルピーダ,出力ドライバ強度を選択できるディジタル家電機器向け128MビットSDRAMを発売
 エルピーダメモリは,出力ドライバ強度を“Half”,“Quarter”に設定できる128MビットSDRAM「EDS1216AA」,「EDS1216CA」を発売する.出力ドライバ強度を調整することにより,オーバ・シュートやアンダ・シュートのノイズを低減できる.ディジタル・ビデオ・カメラやDVDレコーダ,ディジタル・テレビ,プリンタなど,ディジタル家電機器の市場をねらっている.

 メモリ構成は8Mワード×16ビット×4バンク.電源電圧は,EDS1216AAが3.3V,EDS1216CAが2.5V.クロック周波数は133MHz(CASレイテンシは3).動作電流は100mA.自己リフレッシュ電流は,標準1.5mA,低消費電力品では0.6mA.動作温度範囲は0〜+75度.0.11μmプロセスで製造する.

 パッケージとして,8mm×8mm×1.2mmの54ピンFBGAと22.22mm×11.76mm×1.2mmの54ピンTSOPを用意する.また,ベア・チップの形態でも供給する.

 FBGA品のサンプル出荷はすでに開始している.TSOP品のサンプル出荷は2003年12月から.量産出荷は2004年2月から開始する.今後,64Mビット(×16/×32ビット)SDRAMや128Mビット(×32ビット)DDR SDRAM,自己リフレッシュ電流を従来品の1/10にしたDRAMなどを製品化する予定.

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エルピーダメモリ株式会社
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