三洋,シャープ,ソニーなどの5社が立体映像表示技術の普及を目指して「3Dコンソーシアム」を設立
 伊藤忠商事,NTTデータ,三洋電機.シャープ,ソニーの5社は,立体映像表示技術の普及を目指して「3Dコンソーシアム」を設立した.2003年3月現在,上記の幹事会社のほか,一般会員として65の団体・企業が参加している.一般会員の年会費は24万円.

 本コンソーシアムは,さまざまな入出力機器に対応する画像フォーマットや,コンテンツ保護のガイドラインなどを策定したり,普及推進活動について議論を行う場である.本コンソーシアムが策定する規格は推奨規格であり,同コンソーシアムが技術開発を行ったり,ライセンス管理を行うことはないという.

 これまではそれぞれのメーカが独自に立体映像関連機器の開発を行っていたため,あるメーカのディスプレイでは表示できるデータを,別のメーカのディスプレイで表示できないケースがあった.今後,カメラ機能付き携帯電話やディジタル・カメラで撮影した画像を利用して立体映像の作成や編集を行う機会が増えてくると予想されている.同コンソーシアムでは,作成した立体映像をさまざまな表示機器で相互利用できる環境を構築していきたいという.

■連絡先
3Dコンソーシアム事務局
TEL:03-5283-8640
E-mail:jimmukyoku@3dc.gr.jp

(c)2003 CQ出版