東芝,300MHzで動作する64ビットRISCプロセッサを発売
 東芝は,300MHzで動作する64ビットRISCプロセッサ「TMPR4937XBG-300」を発売した.ディジタル・テレビやレーザ・プリンタ,ネットワーク機器の制御用プロセッサとして利用できる.

 プロセッサ・コアとして「TX49/H3」を内蔵する.このコアは,米国MIPS Technologies社のR4000Aアーキテクチャをベースとして同社が開発したものである.300MHz動作時の消費電力は約1.5W.32Kバイトの命令キャッシュと32Kバイトのデータ・キャッシュを備えている.メモリ・マップの方式は4ウェイ・セット・アソシアティブ.PCIコントローラやDMAコントローラ,オンチップ・デバッグ回路を内蔵している.

 0.13μmルールのCMOSプロセスで製造する.すでにサンプル出荷を開始している.評価用のリファレンス・ボードも合わせて出荷する.

■価格
6,000円(サンプル価格)

■連絡先
株式会社東芝
TEL:03-3457-3491

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