Altera,3.125Gbpsのトランシーバ回路を内蔵したFPGAファミリを発売
 米国Altera社は,3.125Gbpsのトランシーバ回路を内蔵したFPGAファミリ「Stratix GX」を発売した.LE(ロジック・エレメント)数は10,570〜41,250,トランシーバ回路の数は4〜20個.それぞれの回路ブロックの数が異なる7品種を用意する.

 Stratixファミリのアーキテクチャをベースに,従来の汎用I/Oポートの一部をトランシーバ回路に置き換えた.また,システム・クロックとトランシーバ・チャネルの間のスキューをなくすため,DPA(Dynamic Phase Alignment)と呼ぶ回路を内蔵している.10GビットEthernet(XAUI,XSBI)やInfiniBand,Fiber Channel,RapidIO,PCI Express,HyperTransportなどのインターフェース規格に対応する.

 2003年第1四半期に,25,660個のLEと4〜16個のトランシーバ回路を内蔵する「EP1SGX25C」,「EP1SGX25D」,「EP1SGX25F」のサンプル出荷を開始する.2003年第2四半期には,すべての品種の量産を開始する予定.

 従来のStratixファミリとピン互換性はない.台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)の全層銅配線の0.13μmプロセス技術を利用して製造する.電源電圧は1.5V.

 設計ツールとして,Quartus IIバージョン2.1を利用できる.10GビットEthernet向けMAC/PCSやシリアルRapidIOなどのIPコアが用意されている.

■価格
99ドル(EP1SGX25Dの2004年中ごろにおける5万個購入時の予定単価)

■連絡先
日本アルテラ株式会社
TEL:03-3340-9480

(c)2002 CQ出版