東芝,DES回路を内蔵する64ビットRISCプロセッサを発売
 東芝は,暗号化の標準方式の一つであるDES(Data Encryption Standard)回路を内蔵する64ビットRISCプロセッサ「TMPR4926XB-200」を発売した.DESの処理を3回繰り返すトリプルDESや,フィードバック・ループを加えたDES-CBC(Cipher Block Mode)にも対応する.セキュリティの確保が必要となるネットワーク機器やホーム・サーバ,ホーム・ゲートウェイ,双方向テレビなどへの組み込みを想定している.

 動作周波数200MHzの64ビットRISCコア「TX49/H2」を内蔵する.命令キャッシュとデータ・キャッシュの容量は,いずれも16Kバイト.単精度/倍精度の浮動小数点演算ユニットを搭載している.

 周辺回路として,4チャネルのPCIコントローラ(33MHz,32ビット),4チャネルのDMAコントローラ,NAND型フラッシュ・メモリ・コントローラ,4チャネルのSDRAMコントローラ,6チャネルの外部バス・コントローラ,2チャネルのPCMCIAコントローラなどを内蔵する.内部コアの電源電圧は1.5V,I/O部は3.3V.パッケージは256ピンのプラスチックBGA.

 2002年10月中に量産出荷を開始する.

■価格
4,000円(サンプル価格)

■連絡先
株式会社東芝
TEL:03-3457-3491

(c)2002 CQ出版