三菱電機,Phoenix社のパソコン・ユーザ認証用セキュリティ仕様を実装したLSIを開発へ
 三菱電機は,パソコンにおけるユーザ認証のためのセキュリティ仕様「Phenix POST 2.0」を実装したLSIを開発する.Phoenix POST 2.0は,米国Phoenix Technologies社が提唱している認証セキュリティ仕様.ユーザ名とパスワードが許可済みのパソコンに入力されないと認証されない.

 POSTとは,Platform Optimized for Security & Trust(セキュリティと信頼性に向けて最適化されたプラットホーム)の略.三菱電機は,Phoenix社が実施するセキュリティ関連のパートナ・プログラム「Phoenix Secure Silicon Alliance Partner(SSAP)Program」の最新メンバ.同社は,Phoenix社の「Phoenix POST 2.0 Trusted Device Initiative」にも加盟している.同社はこれまで携帯機器に搭載する暗号技術などを開発してきたが,パソコン環境のセキュリティ技術の開発にも着手する.

 Phoenix社は,Phoenix POST 2.0を製品に実装する際に必要となるプログラムとツールを三菱電機に提供する.三菱電機は,本仕様をキーボード・コントローラLSIに実装する予定.

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