三菱電機,ビデオ信号処理機能と液晶パネル表示機能を備える液晶テレビ向けLSIを発売
 三菱電機は,小型・中型の液晶テレビ向け信号処理LSI「M66601FP」を発売する.ビデオ信号処理の機能と液晶パネル表示の機能を1チップにまとめた.ビデオ処理については,アナログ・ビデオ出力,2次元適応型Y/C分離,色復調,ビデオ画質制御の機能を備えている.液晶パネル表示については,スケーラ(アスペクト変換,斜め補償),OSD(on screen display;映像に文字を重ねて表示する機能),パネル画質制御の機能を備えている.

 電源電圧は3.3Vと1.8Vの2電源.I2Cバス,4線シリアル・バス,16ビット・バスを介してマイクロコントローラと接続できる.65MHzまでの周波数に対応する同期PLL(Phase-looked Loop)を内蔵しており,XGAなどの高解像度の液晶パネルでも利用できる.OSD用に,512フォントを格納できるフォント・メモリを内蔵する.ハーフトーン(連続階調)表示にも対応する.また,CCD(closed caption decoder;文字放送用デコーダ)などの表示用に外部OSD入力端子を備える.

 パッケージは176ピン QFP.2002年10月からサンプル出荷を開始する.

■価格
3,000円(サンプル価格)

■連絡先
三菱電機株式会社
TEL:03-3218-9450

(c)2002 CQ出版