日立,Ingentix,松下,SanDisk,東芝の5社がフラッシュ・メモリ・カードのセキュリティ標準規格を策定
 日立製作所,ドイツIngentix社,松下電器産業,米国SanDisk社,東芝の5社は,フラッシュ・メモリ・カードのセキュリティ規格「モバイル・コマース拡張規格(MC拡張規格)」を策定した.現在は各社からさまざまなフラッシュ・メモリ・カードが出荷されているが,MC拡張規格を利用することにより,セキュリティ関連の規格を共通化できるという.MC拡張規格仕様はICカードの規格であるISO7816に準拠している.例えばこの規格を採用したフラッシュ・メモリ・カードを電子商取引用のICカード代わりに使用できるようになるという.仕様の詳細はまだ明らかにしていない.

 MC拡張規格仕様は特定のカード仕様や特定のOSに依存せず,CompactFlash,SD Memory Card,MultiMediaCardなど,すべてのフラッシュ・メモリ・カードに適用できる.本仕様は,フラッシュ・メモリ・カードの標準化団体およびフラッシュ・メモリ・カードやフラッシュ・メモリのメーカに対してライセンスされる.MC拡張規格書とライセンス関連のドキュメントは,2002年10月に公開される予定.

■価格
下記に問い合わせ

■連絡先
株式会社日立製作所
TEL:03-5201-5250
インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社
TEL:03-5449-6795
松下電器産業株式会社
TEL:06-6908-0447
サンディスク株式会社
TEL:045-474-2401
株式会社東芝
TEL:03-3457-2105

(c)2002 CQ出版