東芝,供給電流が2mAと小さい大電力トランジスタ駆動用のフォトカプラを発売
 東芝は,供給電流が2mAと小さい大電力トランジスタ駆動用のフォトカプラ「TLP351」を発売する.パワーMOSFETやIGBT(insulated gate bipolar transistor)などの駆動回路に用いられる.

 本製品は,BiCMOSプロセスで製造されている.GaAlAs(ガリウム・アルミニウム・ひ素)赤外発光ダイオードで作られた同社の従来製品「TLP251」と比べて,供給電流を80%抑えることができるという.消費電力は10mW〜30mW,動作温度範囲は-40℃〜+100℃である.また,本製品は,TLP251とピン互換性がある. 

 出力ピーク電流は0.6A,電源電圧は10V〜30V.伝達遅延時間は最大700ns,絶縁耐圧は3750V(実効値)である.パッケージは8ピンDIP(dual lnline package).

 サンプル出荷の開始時期は2002年6月.量産出荷の開始時期は2002年8月.

■価格
180円(サンプル価格)

■連絡先
株式会社東芝
TEL:03-3457-3431

(c)2002 CQ出版