TOWA,集光・偏光と輝度調節の機能を組み込んだ液晶ディスプレイ向けバックライト用導光板を開発
 TOWAは,集光・偏光と輝度の調整を行う機能を組み込んだ液晶ディスプレイ向けバックライト用導光板を開発した.本導光板は,プリズム・シートとドット・パターンの機能を備えている.プリズム・シートとドット・パターンを別々に調達した場合よりも,本導光板を採用したほうが全体のコストを下げることができるという.

 従来の標準的なバックライトの構造は,1)光源となる放電管(冷陰極管)とその反射体(リフレクタ),2)光を画面全体に伝えるための導光板,3)出射光を整える拡散シート,4)集光と偏光を行うプリズム・シート,5)輝度調整を行うドット・パターン,6)光の漏れを防ぐ反射シート,7)保護シート,8)保護フレームで構成されている.本製品を使うと,プリズム・シートとドット・パターンを不要となるため,従来のバックライトを使った場合より機器を薄くできる.また,輝度も高いという.

 本導光板は,TOWAと神戸大学が共同で開発した加工技術を用いて製造される.製品化の時期は2003年.  

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