インターデザイン,VRMLモデルを取り込めるメカ・ソフト協調シミュレータを発売
 インターデザイン・テクノロジーは,機構系(メカ)と制御ソフトウェアの協調検証環境「VisualMech」を発売する.機構系モデルとして,VRML(virtual reality modeling language)で記述したシミュレーション・モデルを取り込める.例えば,機械系の3次元CADツール「SolidWorks」や「I-DEAS」などを使ってVRMLモデルを生成し,このモデルと制御ソフトウェアを組み合わせて協調シミュレーションを行う.半導体製造装置やロボット,プリンタ,複写機,自動販売機など,複雑な機構系と制御ソフトウェアを含む機器の開発に適用することを想定して製品化した.

 具体的には,実際のハードウェアを作成する前に,制御ソフトウェアを実行して動作をチェックする仮想プロトタイピングの用途に適用できる.アーキテクチャの検討やユーザ・インターフェースの良し悪しの確認,機構系の干渉チェックなどを行えるという.

 VisualMechには,ソフトウェア・モデル(ソフトウェアの仕様記述)の入力/編集環境として同社の「VisualSpec」の機能が,機構系モデルの入力/編集環境としてランドマーク・テクノロジーが開発した3Dビューワの機能が組み込まれている.VisualSpecは,グラフィカルな画面を利用してソフトウェアや回路機能の仕様を定義するシステム・モデル作成環境である.仕様記述言語としてC言語を拡張したSpecCを利用している.一方,ランドマーク・テクノロジーの3Dビューワには,回転軸やセンサの設定などを定義できるエディタが用意されている.

 2002年7月に出荷を開始する予定.

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