NEC,804MIPSのインターネット機器向け64ビットRISCプロセッサを発売
NECは,MIPSアーキテクチャに基づくインターネット機器向け64ビットRISCプロセッサ「μPD30671(VR7701)」を発売した.処理性能は804MIPS(400MHz動作時).I/Oインターフェースとして,64ビット幅,133MHz動作のPCI-Xバス,10/100Base MAC(2チャネル),32ビットのローカル・バス,16550互換シリアル・インターフェース(2チャネル)などのインターフェース回路を備える.
VR7701は,MIPSアーキテクチャに基づくRISCプロセッサ・コア「VR5500」を内蔵している.VR5500コアは,2命令の同時実行が可能なアウト・オブ・オーダ型のスーパ・スカラ技術を採用している.また,パイプライン化された演算器と分岐予測機能を備えている.1次キャッシュとして,32Kバイトの命令キャッシュと32Kバイトのデータ・キャッシュを内蔵する.2次キャッシュの容量は256Mバイト.1次キャッシュはパリティで,2次キャッシュはECC(error correction code)で保護されている.
このほか,200MHz/266MHz動作のDDR SDRAMに対応したエラー訂正機能付きのメモリ・コントローラも内蔵している.
すでにサンプル出荷を開始している.
■価格
13,000円(サンプル価格)
■連絡先
NECエレクトロンデバイス
TEL:044-435-9494
E-mail:info@lsi.nec.co.jp
(c)2002 CQ出版