National Semiconductor,16チャネルのGビットEthernet制御LSIを発売
 米国National Semiconductor社は,16チャネルのGビットEthernet制御LSI「DP83016」を発売した.データ転送速度は10Mbps,100Mbps,1Gbpsに対応する.内部スイッチング帯域幅は32Gbps.フォワーディング・レートは24Mpps(パケット/s).消費電力は,1チャネル当たり0.4W.2個のDP83016を組み合わせると,24ポートのGビットEthernetスイッチを構成できる.

 256Kバイトのフレーム・バッファを内蔵しており,外付けのメモリを用意する必要がない.物理層とのインターフェースとして,IEEE802.3規格に準拠するMII(Media Independent Interface)やIEEE802.3abのGMII(Gigabit Media Independent Interface),RGMII(Reduced Gigabit Media Independent Interface),TBI(Ten Bit Interface),RTBI(Reduced Ten Bit Interface)に対応している.

 同社が開発したリファレンス・デザインでは,16ポートを備えるGビットEthernetスイッチを5個のLSIと6層のプリント基板だけで実現できたという.すでにサンプル出荷を開始している.リファレンス・デザインも提供している.量産出荷の開始時期は2002年6月.

 なお,同社がGビットEthernet機器向けのLSI製品を出荷するのは,今回が初めてである.

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