NEC,シリアルATA 1.0に準拠した物理層,データ・リンク層,トランスポート層のASIC向けIPコアを開発
 NECは,シリアルATA 1.0に準拠した物理層,データ・リンク層,トランスポート層のIPコアを開発した.また,このIPコアを使用するASICの受注を開始した.

 シリアルATA 1.0とは,ハード・ディスク装置などに用いられるインターフェース規格である.データ転送速度は1.5Gbps.シリアル・バス方式を取る.

 本IPコアは,0.13μmルールのCMOSプロセス向けに設計されている.これと同じプロセスを用いる同社のセル・ベースIC「CB-12」の回路ブロックとして利用できる.電磁放射ノイズ(EMI:electromagnetic immunity)を抑えるSSC(spread spectrum clocking)回路を送信側と受信側の両方に内蔵している.

 PCIバスとシリアルATAをつなぐブリッジ機能を備えた評価用ボードを用意している.同社は,データ転送速度が3.0GbpsのシリアルATA規格のIPコアの開発も進めている.

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