TransEDA,HDLコード・カバレッジ・ツールにステート・マシン中のパスなどの網羅率を算出する機能を追加
米国TransEDA社は,同社のHDLコード・カバレッジ・ツール「Verification Navigator」をバージョン・アップした.今回の2002.1バージョンでは,複数の状態と状態遷移の列からなる任意のパスやループの網羅率を算出できる.従来のステート・マシン・カバレッジと呼ばれる機能では,状態の網羅率や状態遷移(アーク)の網羅率しか算出できなかった.
コード・カバレッジ・ツールとは,HDLコードの中のどの部分がHDLシミュレータによって実行されたかをモニタし,機能検証がどの程度行われたかを定量的に評価したり,検証が行われていない箇所を洗い出すためのツールである.一般に,HDLシミュレータと組み合わせて利用する.
このほか,バージョン2002.1では,Verilog HDLのモジュールとVHDLのモジュールを含む設計データを読み込むことができるようになった.また,Verilog 2001の言語仕様にも対応した.さらに,米国Mentor Graphics社のHDLシミュレータ「ModelSim」の64ビットOS対応版と組み合わせて利用できるようになった.
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