Actel,フラッシュ・メモリ技術を利用した最大100万システム・ゲートのFPGAを発売
 米国Actel社は,フラッシュ・メモリ技術を利用した最大100万システム・ゲートのFPGA「ProASIC Plusファミリ」を発売した.プログラム・データを格納するフラッシュ・メモリを内蔵しているので,SRAMベースのFPGAの場合と異なり,外付けのコンフィグレーション・メモリが不要である.また,電源を投入した後,すぐに動作する.ゲートアレイを置き換える用途をねらう.

 システム・ゲート数が15万〜100万の6品種を用意する.動作周波数は最大100MHz.製造プロセスは0.22μmルール.I/Oインターフェースとして,LVCMOS,LVTTL,LVPECLをサポートする.2個のPLL(phase-looked loop)を内蔵する.このPLLは1.5MHz〜240MHzで動作する.

 また,同社はProASIC Plus用ネットリストを台湾UMC(United Microelectronics Corp.)のゲートアレイ用に変換するサービスも開始する.変換サービスは,台湾の設計サービス会社であるFaraday Technology社が担当する.

 75万システム・ゲート品(APA750)と100万システム・ゲート品(APA1000)のサンプル出荷を開始した.量産出荷は2002年第2四半期から.その他の品種のサンプル出荷は,2002年第2四半期に開始する予定.

■価格
199ドル(APA750,量産時)
399ドル(APA1000,量産時)

■連絡先
アクテルジャパン株式会社
TEL:03-3445-7678

(c)2002 CQ出版