エプソン,プロトコル処理回路を内蔵したネットワークLSIを発売
 セイコーエプソンは,プロトコル処理回路を内蔵したネットワークLSI「S1S0000」を発売した.IEEE802.3 Clause22のMII(media independent interface)に対応した物理層(PHY)チップと組み合わせて使う.例えば,10BaseTや100BaseTXに利用できる.

 TCP/IP接続を行うときのARP,ICMP,TCP,HTTP,DHCP,THTP,SNMPといったプロトコル処理を行う.8ビット/16ビット・パラレル・インターフェース回路を内蔵しており,日立製作所のSH-3とSH-4,NECのVR41xx,東芝のTX3912,セイコーエプソンのS1C33などのプロセッサと接続できる.さらに,MIIに対応した物理層チップと接続するためのインターフェース回路を備えている.

 電源電圧は3.3V.128Kバイトのフラッシュ・メモリを内蔵しており,対応するプロトコルの追加や更新を行える.すでにサンプル出荷を開始している.2002年2月より量産出荷を開始する.

■価格
2,500円(サンプル価格)

■連絡先
セイコーエプソン株式会社
TEL:042-587-0222

(c)2001 CQ出版